珍名バス停、珍バス停 兵庫県

名前やありようが気になるバス停の写真を集めていきます。
(このページの他にも、珍名バス停の立派なページはたくさんありますが、私はこんな風に写真が集まっているのを眺めるのが好きなので、我流で作り続けていきたいと思います。) バス停は変化が激しいので、もし実際に行かれる場合は最新情報をご確認ください。
バス停の名前の証拠として時刻表を引用している場合がありますが、時刻は変わっている可能性が高いですので、最新の時刻表を確認してください。
ver.20241022
〔阪神バス〕
都道府県 バス停名 市町村 写真 コメント
兵庫県 子午線前(しごせんまえ) 豊岡市
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「子午線」は「日本標準時子午線」を指し、それは東経135度の経線(南北方向)のことです。1961年にこのバス停が開設されたときは「子午線塔前」という名前で、東側に子午線塔が立っていたそうですが、塔が1990年に他の場所に移設されてしまい、バス停が取り残された形となって改名したとのことです。今ではローカルな風景の中にバス停の待合小屋がぽつんと立っています。東経は134度59分52.9秒(世界測地系)とのことで、0度0分7.1秒、距離にして179mほど135度の子午線から西へずれています。ちなみに地面に子午線が描かれているわけではありませんので、現地で確認するときはスマホの地図アプリなどで数値を見る必要があります。(参考:Wikipedia)
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兵庫県 田ノ口口(たのくちぐち) 豊岡市
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「口」の字が2つ続きます。1文字目の「田」も四角いので、四角形が多い名称ですね。
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兵庫県 温泉小学校下(おんせんしょうがっこうした) 新温泉町
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「温泉」+「小学校」のバス停は、今のところここしか把握できていません。温泉小学校とは、ちょっと不思議な単語だと思います。
一方、公式ページでは「温泉小学校下」、GoogleMapsでも「温泉小学校下」なのに、バス停ポールの丸板の表記は「温泉」が外れて「小学校下」となっていました…。なお、バス停所在地の住所は「新温泉町 湯」だそうです。「湯」1文字のバス停は、ここにはなく、全国的にもない模様です。
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兵庫県 海上(うみがみ) 新温泉町
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「海上」バス停と聞いて、海沿いとか、海を渡る橋の上にあるのかと想像したら、ここはかなりの山の中です。海上が公的住所になっています。「昔、海上の北西に位置する牛ヶ峰山が崩れて小又川がせき止められ、この地が湖のようになったそうです。村の人は湖に浮かぶ児嶋に家を建て、村を湖の上と名付けましたが、いつしかこの土地は「海上」と呼ばれるようになりました。その後、山崩れでできた湖の水は土手を破り、流れ出たと言われます」(つながる、たからじま)。周辺には児嶋、湊など水に因んだ地名が多く残っているとのこと。海と呼ばれるほどの湖ができていたとは、かなり規模の大きい由来でした。
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兵庫県 ふじっ子 新温泉町
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食品メーカーフジッコの浜坂工場の前にあります。会社名がフジッコなのに、バス停は昆布商品の「ふじっ子」を名乗っています(笑)。1960年の創業時は富士昆布という社名で、1985年からは商標にあわせてフジッコにしたそうです。浜坂工場じたいはフジコン食品という会社だったとのこと。
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兵庫県 待合所 朝来市
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GoogleMapsで見回すと、かなり寂しい場所にある待合所です…。何の待合所だったのでしょう。
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兵庫県 合宿前(がっしゅくまえ) 朝来市
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「合宿所前」でもなく「合宿前」です。住所ではありません。由来は分かりませんでした…」
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兵庫県 宮中そうめん流し前(みやなかそうめんながしまえ) 宍粟市
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「みやなかそうめんながしまえ」という読み方なのですが、「きゅうちゅうそうめんながし」と読むと、なにかみやびな行事のようにも思えます(笑)。お店の看板にはでかでかと「揖保乃糸」と書いてあります(笑)。
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兵庫県 百千家満(おちやま) 宍粟市
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難読地名ですね。「江戸時代の文献には、「落山」と書かれています。おそらく、かつて風水害による山崩れや落石などの天災に見舞われたのでしょう。江戸時代の終わり頃から、「百千家満」の文字が見られるようになります。地元では、「村の繁栄を願って『百千家満』(百も千も家が満ちるように)に改めた。」と伝えられています」(WINK姫路ケーブルテレビ)。
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兵庫県 下下河野(しもけごの) 宍粟市
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「下」の字が重なる、やや難読なバス停だと思います。「しもしもかわの」と読んでしまいそうです。後ろ3つの「下河野」が「けごの」という1つの地名になっており、「下河野」バス停もあります。「高い山々の懐に抱かれ、それらの山々の渓流を集めて南流する千種谷の最も下流部を占める立地からついたものか」(下河野ふるさとマップ)。
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兵庫県 亜細亜(あんじゃ) 宍粟市
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兵庫県のローカルな場所に亜細亜がありましたが、読みは「アジア」ではなく「あんじゃ」でした。由来は分かりませんでした…。
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兵庫県 宇原0(うばらぜろ) 宍粟市
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公的住所は「宍粟市山崎町宇原」となっています。ゼンリンの地図には地番として33から1704が飛び飛びで掲載されていて、0は載っていません。また、地図からの逆引きではバス停の場所は1300番台となり、ゼロに近いわけでもありません。他のバス停として宇原1から宇原5もあります。地番に関係なく番号をつけて、宇原1の順番の前にバス停を作りたかったので宇原0にした、といった由来でしょうか…。宇原0は宇原シリーズの中で最も東にあります。他に、野々上0バス停もあります。
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兵庫県 もす 神河町
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不思議な名前ですね。どのような漢字があてられるのか想像ができません。公的住所は「上小田」となっていて別です。「もす」の由来は分かりませんでした…。
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兵庫県 安口(はだかす) 丹波篠山市
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「はだかす」と読む難読地名です。「この地域で山椒魚(さんしょううお)のことを「はだかす」と呼び、口元が鮟鱇(あんこう)に似ていることから、鮟鱇(はだかす)と呼ばれていたようです。漢字が難しいと言うだけの理由で、簡単な当て字「安口」を「はだかす」と呼び、現在に至ります」(ITMedia)。
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兵庫県 エデンの園 宝塚市
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有料老人ホームだそうです。
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兵庫県 伊孑志(いそし) 宝塚市
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「伊子志」ではありません。漢字「孑」は「ケツ・ ゲツ/ひと(り)」と読み、ちいさい。みじかい/のこる。あまるという意味もあるとのこと。伊孑志は公的住所になっています(大字と、町名(1~4丁目))。「古代氏族・伊蘇志臣ゆかりの地といわれる…」「地名の由来はこれによると考えられているものの、「伊刀志」とも書き、地名の変遷は定かではない」(Wikipedia )。
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兵庫県 母子(もうし) 三田市
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「古くは「毛子」と呼ばれており、江戸時代あたりから現在の名称で呼ばれるようになった。 由来は…「母子草」である。」だそうです。母子草は7世紀、舒明天皇の時代にここであったお話です。
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兵庫県 第二テクノ39番(だいにてくのさんじゅうきゅうばん) 三田市
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「三田市テクノパーク」が公的住所になっています。テクノパークという開発地の一角の模様ですが、まわりはまだ空き地のように見えます。他に、第二テクノの28,31,37番,入口バス停があります。
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兵庫県 生瀬町2-22-2キタノ理容所前 三田市
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個性的なバス停名なのですが、GoogleStreetViewがなぜか途切れていてバス停の正面まで回り込めません。どんな表示になっているのか確認したいのですが、残念です…。
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兵庫県 髭茶屋(ひげちゃや) 尼崎市
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「江戸時代に西国街道の武庫川を渡る際、…武庫川の渡しがあり、1909年(明治42)に甲武橋がかかるまで渡しは続けられました。 西昆陽村の髭の安兵衛さんの茶屋が近くにあった…」(尼崎市公式ページ)。
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兵庫県 花の峯10番はぎ公園向い(はなのみねじゅうばんはぎこうえんむかい) 西宮市
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珍名ではないのですが、「はぎ公園前」ではなく「向い」というところに、少し身近な印象を感じます。また、バス停の案内が住宅の人工地盤の柱にくっついているというのも個性的かと思います。
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兵庫県 階段下(かいだんした) 神戸市
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おしゃれな神戸市らしくないと言えばらしくない、地物名だけのシンプルすぎるバス停です。しかも斜面のコンクリートに直付けです。
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兵庫県 荘園中(そうえんなか) 神戸市
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今度は「荘園」です。これが「しょうえん」ならば奈良時代に始まった権力者の私有地のことですが、読みは「そうえん」でした。こちらのバス停は一般家庭の壁に直付けです。「荘園上」「荘園下」バス停もあるとのこと。実際にこのエリアが荘園(しょうえん)だったかどうかは調べても分かりませんでした。
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兵庫県 滑(なめら) 神戸市
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読み方が珍しいですね。バス停ポールにもわざわざ読み仮名が書いてあります。他の市町村にも「なめら」と読む場所はありましたが、神戸のなめらの由来は分かりませんでした…。
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兵庫県 やきもち地蔵(やきもちじぞう) 神戸市
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「嫉妬心を治めるお地蔵さま? それとも恋愛成就? 夫婦円満? 所有する寿福寺に尋ねると、いずれも不正解。名前は「焼き餅」に由来するという。旧正月に現れたお地蔵さまに、村人が焼いた餅を供えたところ、喜んだお地蔵さまが願いを一つかなえてくれた伝説が残る。以来、一願成就で知られ、遠方からの参拝者も多いとか」(神戸新聞)。
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兵庫県 うすづく 姫路市
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漢字混じりで書くと「舂」。春(はる)に似ていますが下の「日」の部分が「臼」になっています。「㫪」という、下に「旧」を書く漢字もあるそうです。近くには舂(うすづく)峠があります。
「舂く」自体には次のような意味があるそうです。
1 穀物などを臼に入れて、杵 (きね) でつく。
2 夕日がまさに没しようとする。
調べましたが、ここのうすづくの由来がどちらの意味なのかは分かりませんでした。両方考えられそうだと思います。
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兵庫県 丁(よろ) 姫路市
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ぱっと見、バス停のこの表示板の中央に何が書いてあるのか認識できませんでしたが(笑)、一文字の「丁」が縦に長く引き伸ばされています。しかも「よろ」と読む難読性まで備えています。「姫路市勝原区丁」という住所になっています。
「与富等(よふど)」の地が変化してよろになった、あるいは朝廷の土木工事に従事した人夫を「よほろ・よぼろ」と言ったことに由来する、といった説があるそうです。
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兵庫県 繁昌(はんじょう) 加西市
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めでたい名前だと思います。繁昌の由来は分かりませんでしたが、7世紀後半から8世紀半ばまでに、繁昌寺(廃寺)が建立されたそうです。
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兵庫県 日本へそ公園東(にほんへそこうえんひがし) 西脇市
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上記の「日本標準時子午線」(東経135度)と、北緯35度の交点を含むエリアを公園としたものです。日本列島の東西・南北の、ほぼ中央にあたるとのことです。2002年まで使用されていた日本測地系と、GPSが準拠する測地系WGS84の、それぞれが定義する2つの交差地点(約400m離れているとのこと)に、標柱とモニュメントがたてられているそうです。公園内をJR加古川線が通っており、「日本へそ公園駅」もあります。(参考:Wikipedia)
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兵庫県 ツクエガイチ 西脇市
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調べましたが、名称の由来や、なぜカタカナなのかは分かりませんでした。隣のドウモトもキリツメもカタカナです。近くにアイノハラもあります。
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兵庫県 鎮岩(とこなべ) 加西市
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昔は鎮岩村があったそうで、今は鎮岩が住所になっています。漢字は、二人の神様がこの地にあった岩の上に鎮座したことに由来するそうです。また、村内で炭酸泉が湧いており、常に濡れている=常滑(とこなめ)が関係しているとのことです。(GoogleAI)
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兵庫県 金澤◯◯◯宅前(かなざわ◯◯◯宅前) 加西市
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個人フルネームのバス停で、しかもごみ収集庫に直付けという、ローカル感あるバス停が、兵庫県にもありました。
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兵庫県 SPring-8正門前 たつの市
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SPring-8は、直径約500mもの円形の蓄積リングなどを持つ巨大実験施設です(Super 28n ring-8)。電子を光速の99.9999998%まで加速でき、蓄積リングの中で回し続けることが可能、粒子どうしを超高速で衝突させたりして研究を行なっています。
隣のバス停は「粒子線医療センター」で、こちらも珍しい名前だと思います。「陽子線治療と炭素イオン線治療の両方が行える世界初の施設」とのことです。
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兵庫県 金出地(かなじ) 上郡町
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都会ではないのにバス停ポールが3本というのは存在感があります。やや難読な地名です。昔は金出地村があったそうです。昔、銅あるいは砂鉄を産出したと伝えられるとのこと。「金」が出るということで、少し縁起のいい地名と言うことができるかも知れません。
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兵庫県 大酒(おおざけ) 上郡町
上郡町公式ページ
お酒飲みの方にはうってつけの名前かも知れません。由来はよく分かりませんでしたが、(赤穂市にある)大避神社にちなむ可能性があるとのことです。GoogleStreetViewの撮影時期が古いためか、バス停ポールが立っていません。
GoogleStreetView(バス停ポールなし)
兵庫県 鶴亀 相生市
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めでたいバス停名です。昔は鶴亀村といい、鶴亀石と呼ばれる奇岩があったそうです。
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兵庫県 主婦の店(しゅふのみせ) 赤穂市
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ずばり「主婦の店」というバス停はレアなようです。「主婦の店全国チェーンは1998年7月に解散したが、店舗ブランドやシンボルマークである「風車」を現在も使い続けている旧加盟企業もある」。この周辺では「主婦の店赤穂店」という名前の会社が6店舗を運営しているそうです。(いずれもWikipedia)
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兵庫県 撫(なで) 淡路市
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一文字バス停「撫」です。由来は分かりませんでした…。
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兵庫県 幸せのパンケーキ前(しあわせのぱんけーきまえ) 淡路市
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(StreetViewの写真は小さいですが)「幸せのパンケーキ前」と書かれたバス停を見るとそれだけで幸せな気分になれそうです。神戸三宮からの高速バスも新たに停車するようになったとのこと。淡路島本店以外に、海外含め19店舗もあるそうです。本店は第6駐車場まであり、200台も駐車できるという大人気施設です。空に向かって伸びていく階段とその先の扉など、インスタ映えしそうな舞台装置もいくつか作られています。「「おいしいものは人を笑顔にできる。」この思いをカタチにしたのが『幸せのパンケーキ』です」とのこと。
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兵庫県 蟇の浦(ひきのうら) 淡路市
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「野島蟇浦」が住所になっています。GoogleAIによると「野島蟇浦についての情報はありません」とのこと。
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兵庫県 安乎(あいが) 洲本市
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「乎」は「コ/か、や、かな、を」と読むとのこと。バス停は「安乎町平安浦」という公的住所にあります。難読地名ですね。「「平安」は「安平」の書き間違いで、「安平」を「あえか」と読むのが正しいと考えられてきた。ところが近年、平城京跡から出土した木簡の中に、「津名郡阿餅郷」とか「阿并郷」「安平郷」と記されたものがあることから、「安平」は古くは「あへ」「あへい」とか「あへか」と読んでいた可能性が出てきた。
現在の「あいが」は「あへか」→「あえか」→「あいか」→「あいが」となり、表記も「阿餅」「阿并」「安平」が「安平」に定着し、その後「安乎」とか「安呼」と書くようになったようである。ところが1796(寛政8)年に藩の命令によって、「安乎」と定められて現在に至っている」(道の駅うずしお淡路島)。表記も読みも何度も変遷しているのですね。さかのぼって、なぜ奈良時代に阿餅郷、阿并郷、安平郷と名付けられたかは、調べても分かりませんでした…。
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