珍名バス停、珍バス停 京都府

名前やありようが気になるバス停の写真を集めていきます。
(このページの他にも、珍名バス停の立派なページはたくさんありますが、私はこんな風に写真が集まっているのを眺めるのが好きなので、我流で作り続けていきたいと思います。) バス停は変化が激しいので、もし実際に行かれる場合は最新情報をご確認ください。
バス停の名前の証拠として時刻表を引用している場合がありますが、時刻は変わっている可能性が高いですので、最新の時刻表を確認してください。
ver.20241022
都道府県 バス停名 市町村 写真 コメント
京都府 獅子(ちし) 宮津市
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「獅子」と書きますが、読みは「ちし」。近くには、文殊菩薩が獅子に乗って上陸したといわれる獅子崎(しいざき)や獅子崎神社があるとのこと。また、獅子姫神社(ちしひめじんじゃ)もあるそうで、読みはそこから来ているのかも知れません。
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京都府 間人(たいざ) 京丹後市
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比較的知られた難読地名だと思います。最近はおいしい間人蟹(たいざがに)で少し有名になってきました。「六世紀末、聖徳太子の母、間人(はしうど)皇后は、蘇我氏と物部氏の争いを避けるため斑鳩からこの地へと逃れてきました。 村人の手厚いもてなしに報いるため、自らの名をこの地に贈りました。 しかし恐れ多く感じた村人は、皇后が退座したことにちなみ、「間人(はしうど)」を「たいざ」と読むようになったそうです」(テレビ朝日)。
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京都府 遊(あそび) 京丹後市
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「遊」1文字のバス停は今のところ全国でここしか把握していません。なかなかユニークな名前です。昔は遊村といったそうです。また小字「遊谷」「遊坂」があるとのこと。はっきりした由来はわからないようです…。
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京都府 周枳(すき) 京丹後市
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難読バス停です。「枳」はカラタチを表します。周枳は公的住所になっています。「平安時代に編纂された「倭名類従抄」に記載されている「主基(周枳)郷」です。推古大嘗会(天皇即位後初めて新穀を供える祭事)の斎田ト定(主基の地を選ぶこと)の際に、この地が選出されたことが由来とされています」(GoogleAI)。
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京都府 下六人部(しもむとべ) 福知山市
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六人部は古代日本に存在した職業集団ですが、詳しいことは分からないそうです。
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京都府 住所(すみんじょ) 福知山市
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「住所」と書いて「すみんじょ」と読むそうです。漢字の字面だけ見ると、何か表記を間違ったのかと思いそうです。福知山市役所生涯学習課の担当者のお話として「江戸時代…上小田村に4つの地名(集落名)が記されています。その中に、『スミショ』とカタカナで書かれた地名が見られます。このスミショに、住所と漢字をあてたのではないかと考えられます。」ただ、「スミショ」の由来は謎とのこと(Jタウンネット)。
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京都府 岼(ゆり) 福知山市
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岼は「山地中腹の小平坦地を表す字」(京都新聞)だそうです。
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京都府 犬甘野口(いぬかんのぐち) 福知山市
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「いぬあまのぐち」ではありませんでした。犬甘野は「大和政権の番犬を飼育した役職に由来するとみられる」(毎日新聞)だそうです。
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京都府 現世(げんぜ) 福知山市
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「げんせ」ではありませんでした。由来は分かりませんでした…。
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京都府 菟原中しゅうず(うばらなかしゅうず) 福知山市
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少し難読ですし、「しゅうず」の語感が不思議な印象です。「菟」は兎の異字体。「菟原中」は公的住所になっています。ただ、菟原も、「しゅうず」も由来は分かりませんでした…。
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京都府 鬼ヶ茶屋(おにがぢゃや) 福知山市
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「茶屋」とつくバス停はある程度ありますが、「鬼」はここしか把握できていません。鬼のいる茶屋が本当にあったらくつろいだり疲れをいやしたりしにくいですね…。「鬼ヶ茶屋周辺には、酒呑童子伝説ゆかりの旧蹟が多く、…当茶屋の主も観光資源として酒呑童子伝説をとらえていたようで、茶屋の襖には、源頼光が鬼退治の命を受けて都を出てから、酒呑童子を討つまでの説話が描かれています」(福知山市公式HP)。「酒呑童子(しゅてんどうじ)は、丹波国と丹後国の境にある大江山、または山城国と丹波国の境にある大枝(老の坂)(共に京都府内)に住んでいたと伝わる鬼の頭領、あるいは盗賊の頭目。酒が好きだったことから、手下たちからこの名で呼ばれていた」(Wikipedia)。
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京都府 白道路(はそうじ) 綾部市
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難読ですね。「はくどうろ」ではありませんでした。白道路が公的住所になっています。由来は分かりませんでした…。室町時代の古文書には「白道路(はさうち)」と書かれているそうです。
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京都府 口人(くちうど) 南丹市
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シンプルな漢字ですが難読でした。「こうじん」ではありませんでした。公的住所になっています。由来は分かりませんでした…。
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京都府 下ひよ(しもひよ) 南丹市
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少しかわいい感じに聞こえます。調べても由来は分かりませんでしたが、日吉町があるので、その「下」ということかも知れません。
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京都府 南丹市
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「棚」は全国的に珍しい1文字バス停です。現在はここしか把握できていません。昔は棚野庄と呼ばれた地区の1つだったそうです。近くを棚野川が流れています。現在は棚も棚野も公的住所になっていません。どちらも由来は分かりませんでした…。
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京都府 国道王子(こくどうおうじ) 亀岡市
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一瞬、国道好きの王子様を想像しました(笑)。バス停のある場所の公的住所が「篠町王子門田」になっていますので、王子にある国道沿いのバス停という意味なのでしょう。
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京都府 江文峠(えぶみとうげ) 京都市
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珍名ではありません。1年に1便(片道のみ)、春分の日にしか走らない、京都バス95系統だけが停まるバス停です。大原と鞍馬を結ぶ区間にあり、2011年までは春から秋の休日に1日6便あったそうですが、利用客が減少した上に渋滞も影響したとのことで、年に1本へと減便されたそうです。他にこの系統で年に1便しか停まらないバス停は、江文峠口、江文神社前です。
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京都府 山科駅口 京都市
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珍名ではありません。こちらも1年に1便(片道のみ)しか走らない、近江鉄道(本社滋賀県)バス 立命館大学京都線だけが停まるバス停です。11月の第2土曜日に走るそうです。近くに地元の京阪バスの外環三条バス停がありますが、近江鉄道は別名で別扱いにしているようです。地域NEWS号外NETの記事によれば、バス停標の下部にはこの路線の全バス停の発車時刻がわざわざ明記され、2022年の場合「2022年11月12日(土)のみ運行」と書かれていたそうです。年に1便のバスが維持されているのは、秋の定期観光バスの車両を京都へ送り込むためと、同社として唯一京都市内の路線バスであり、一度廃止すると再開する場合に手続きに手間や時間を要するためとのことです(いわゆる免許維持路線でしょうか)。運賃箱のない観光バス車両を使うので、ガイドさんが車掌として運賃収受を行なうという情報があります。2023年も、2024年も運転されたとのことです。
秋の定期観光バスは2024年の場合、11月9日(土(第2土曜日、上記路線バスの運転日))から12月1日まで、京都駅八条口発着で滋賀県の湖東三山などを巡るコースとのこと。初日に観光バスを京都市内に送り込んで、それから3週間ほど夜は京都市内のどこかに駐車させるということなのでしょうね。送り込みが1回だけなのはこのような背景のようです。
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京都府 様子見町(ようすみちょう) 京都市
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様子見の町という名前です。「様子見町の町名は三条街道の情勢を監視したことにちなむ」(京都新聞)。
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京都府 羽束師志水町(はづかししみずちょう) 京都市
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羽束師が「はづかし」だそうです。「古代には「はつかしべ(泥部)」と呼ばれる、瓦や石灰を焼いていた技術集団があったとされていますが、その「はつしかべ」が住んでいたのがこの地だということで、いつしか「はつかしべ」が「はづかし」と読み代わり、それに漢字が当てられ「羽束師」となったと言われています」(京都トリビア)。
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京都府 静原西陣織ネクタイ団地前(しずはらにしじんおりねくたいだんちまえ) 京都市
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いろんな団地のバス停を見てきましたが、「ネクタイ団地」は初めて見ました…。ネクタイの生産地として知られているそうです。
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京都府 愛宕寺前(おたぎでらまえ) 京都市
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難読バス停です。知らなければ「あたごでらまえ」と読みそうですが「おたぎでらまえ」です。写真の左下に英語名の拡大部分を載せておきますが、「Otagidera」となっています。ここにあるお寺は嵯峨の愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)で、バス停のほうの表記が少し違っています。「寺名の由来は山城国愛宕郡(おたぎぐん)に初めて建てられた寺院だからだという」(Wikipedia)。
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京都府 鶏冠井コミセン前(かいでこみせんまえ) 向日市
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鶏冠井が「かいで」だそうです。「この地域には井戸や楓の木(かえで)が多く、地名が「かいで」になったと考えられています。また、楓の葉の形や色が鶏のとさかに似ていることから、「鶏冠(とさか)」の「井」と当て字されたという説もあります」(GoogleAI)。
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京都府 物集女(もずめ) 向日市
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公的住所になっています。
「由来は諸説あって、(1)「持部(もつべ)」という部民の一種が居住していた、
(2)長岡京建設時に「物資を集めた所」だった、
(3)産物の集散地だった、
(4)葬祭に人が集まるモヅメ(喪詰め)に由来する、などがある。
(4)が一番有力であるとされている。」京都大学生協誌)。
バス停はありませんが、「物集女町クヅ子」(くずね)、「物集女町ヲサン田」という公的住所もあります。由来はどちらも分かりませんでした…。
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京都府 男山雄徳(おとこやまゆうとく) 八幡市
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1つのバス停で姓+名になっているようなお名前です。男山雄徳さん。由来は分かりませんでした…。
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京都府 306棟前(さんびゃくろくとうまえ) 八幡市
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いったいいくつ建物があるんだろう、という感じです。番号は飛び飛びですが、バス停としては最大318棟前まであるようです。
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京都府 蜻蛉尻(とんぼじり) 八幡市
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ユニークな名前だと思います。公的住所になっています。はっきりした由来は分かりませんでした…。
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京都府 東いもあらい 久御山町
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いもあらいは漢字では「一口」と書く難読地名です。難読がゆえにバス停ではひらがなで書いてあります。「いもあらい」という堂々とした字が立派です。
「・疱瘡(いも)を洗った場所だったことに由来する。疱瘡を「いもがさ」「へも」と呼び、洗う(治す)ことを意味する「いもあらい」が転じたという説です。
・洪水による疫病に悩まされた地域の人々が、災いを追い払いたいという願いを込めて「一口」とつけたという説です。「いみはらい(忌み祓い)」が由来とする説も有力です。
かつて集落への出入り口が西の一方だけだったことから、立地的な意味合いでの「一口のいもあらい」が後に「一口」だけで「いもあらい」といわれるようになったという説です。」(GoogleAI)。
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京都府 荒木天皇(あらきてんのう) 宇治田原町
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「天皇」が付くバス停はさほど多くはないようです。「荒木天皇」は住所になっていて(宇治田原町荒木天皇)、このバス停のすぐ北側が荒木天皇の区域となっています。「荒木天皇」という諡号の天皇がおられたわけではなく、荒木地区に田原天皇社が祀られたのが由来のようです。田原天皇社には天智天皇の第7皇子が祀られているそうです。
荒木天皇の北側にある「天皇住宅」も、高貴なる存在の頂点である「天皇」と、「住宅」というやや庶民的な言葉の組み合わせのギャップが興味深いです。
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京都府 口畑口(くちばたぐち) 木津川市
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最初と最後の漢字が同じ「山本山」形式のバス停名です。口畑の由来は分かりませんでした…。
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